皆さん、日食のメカニズムをご存知でしょうか?
カンタンにご説明すると、地球から見て月と太陽が一直線に並び、太陽が見えなくなる現象のことです。
日食には三種類あります。
皆既日食・金環日食・部分日食です。
この中でも、一番レアなのが皆既日食です。日本で見られることはなかなかありません。
当サイトは「皆既日食探偵団」と銘打ち、皆既日食について追究していきます。
日本で金環日食が話題になったのはついこの間のこと。日食を追い求め、世界中様々な国へ日食鑑賞と写真を撮りに行っている人が日本にも存在するほど、日食は人々を魅了する天体ショーです。
日本で記録に残っている最古の日食は、日本書記に記録されているものとされていますが、一説には、神話に出てくる天照大神が天の岩戸に隠れてしまう話は、日食を表しているのではないか?と言われています。
日食が起こると、政治的な問題や災害の前触れ、その時統治していたものの死の予兆とされていた時代もあるのです。
これに対して、日食を早くから観測、予測していた人たちも存在します。紀元前585年、古代ギリシャでは既に日食の予測を計算により出していたとされています。中国でも、日食観測は紀元前からされており、どの時代・どの人種においても、日食は世界のイベントだったことを物語っています。
今後の皆既日食の予定
日食は今度見ることができる日時と場所を特定することが出来ます。日食は周期ごとに起こる現象ではなく、天体の動きを計算して、今後見ることができる日食の日付と場所を割り出しているのです。
日本では、2009年7月に皆既日食が観測されています。ただし、日本列島で皆既日食が観測された場所はトカラ列島などの一部の地域で、日本のどこからでも皆既日食が見れるわけではありません。
今後、日本で皆既日食が観測できるのは、2035年9月です。前回の2009年から26年後という、かなり時間に間があります。
とはいえ、日本では皆既日食を観測することはできなくても、他の国では皆既日食を観測することができる場所もあります。
直近の皆既日食が観測できる日時と場所は、2021年12月に南極付近です。
南極に行くのは少し難しいかもしれませんね。
でもその次のタイミング2023年は、インド洋、アジア、オセアニアと比較的近い地域で観測できます。
しかもその日は、金環皆既日食の観測予定日です。
皆既日食と金環日食を一度の日食で見ることができる、スーパーレアな日です。
この金環皆既日食は、日本で次に観測することができるのは今のところ不明です。
ただ、途轍もなく先の時代でしか、見ることができないため、探偵のように推理しても難しいでしょう。
次の機会のそのときには日本列島自体、または地球自体どうなっているのかわかりませんね。